uselessのこだわり2
uselessは最高のノートブックを追求してきた。
多くのノートブックでゴムバンドが備え付けられており、立ち上げ当初、ノートブックにゴムバンドの装備を念頭に製品開発を進めていた。
あらゆる機能をつけた方が使う人も喜ぶだろう。
そう考えていた。
しかし、手帳を愛用する方々に話を聞いていくなかで、こんな回答があった。
「使っていないゴムバンドがあると、書いている途中にとても気になってしまう。そういった背景があって、ゴムバンドがついているノートは買わないようにしている」
この言葉を聞いた時、気付かされたことがある。
それは「人は繊細であり、小さな情報がクリエイティブを邪魔する恐れがある。
それは最高のノートブックではない。
追求すべき完璧というのは、これ以上付け加えられない状態ではなく、
これ以上削ることができない洗練された状態だ」ということだ。
私たちはノートブックの決定版をつくるために試行錯誤してきた。
そのためには、自分たちの固定概念は要らない。
ゴムバンドを付けないのは、ユーザーと作り上げたこだわりだ。